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クリップボードを使う

 WideStudioのクラスライブラリでは、クリップボードに対してテキストを出し入れする機能はWSDkeyboardクラスが持っており、利用するにはWSGIappKeyboardグローバル関数でキーボードのグローバルインスタンスを取得し、メンバ関数getSelectedString、またはsetSelectedStringを呼び出します。(このやり方はマニュアルにもばっちり書いてあるんですが、キーボードに関連づけられてるとかメンバ関数の名前とかちょっとクリップボードからは連想しにくいんで、本だけを見てると何気に探すのに苦労したりしなかったり(^^;)

 例えば下のようなWSCvbutton3つとWSCtextField1つがあるウィンドウを作り、、、

WSCvbuttonを押した時にWSCtextFieldとクリップボードの間でテキストをやりとりさせたい場合、各WSCvbuttonのACTIVATEトリガに対応するイベントプロシージャに以下のように書きます。

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 実際にアプリケーションを作る時には、これらの関数を処理対象のWSCtextField側のイベントプロシージャとして作っておいて、ボタンやメニュー側にはそのプロシージャを呼び出すコードだけを書いておくなどした方がすっきりしていいかもしれません。

 ちなみにWSCtextFieldはデフォルトで[Ctrl+C]キー押し下げによる選択テキストのコピーと[Ctrl+V]キー押し下げによるペーストに対応してます(Windows版で確認)。