GtkTextViewは、プログラムのユーザが、テキストデータを操作するためのインターフェースとして機能するウィジェットです。
プログラム上でGtkTextViewウィジェットを生成すると、自動でデフォルトのGtkTextBufferが設定されます。gtk_text_view_get_buffer関数によって、設定されたGtkTextBufferを取得することができます。
GtkTextViewは、デフォルトでは編集機能が有効になっていますが、これのオン・オフ、および、関連した機能であるカーソル表示のオン・オフは、それぞれ、gtk_text_view_set_editable関数、gtk_text_view_set_cursor_visible関数で行います。
行単位のテキストのレイアウト(justification)を指定するには、gtk_text_view_set_justification関数を利用します。左寄せ・右寄せ・中央寄せ・両側寄せ、のいずれかから選択できます。
また、テキストエディタによくある、行の折り返し機能にも対応しています。gtk_text_view_set_wrap_mode関数を介して、折り返しなし・文字単位の折り返し・単語単位の折り返し、などから選んで設定します。