GtkBoxウィジェットは、複数のウィジェットを横(horizontal)または縦(vertical)方向に一直線に配置するための、目に見えないレイアウトコンテナです。横または縦どちらの方向に並べるかは、GtkBoxの生成時に引数で指定します。このチュートリアルでは、GtkBoxをウィジェットを並べる方向で区別して、GtkHBox(horizontal)またはGtkVBox(vertical)と呼ぶ場合があります。
ウィジェットの配置には、gtk_box_pack_startまたはgtk_box_pack_end関数を用います。gtk_box_pack_startを実行すると、引数に指定したウィジェットが、配置済みウィジェットの右側もしくは下側に追加され、gtk_box_pack_endを実行すると、左側もしくは上側に追加されます。
次のページから、サンプルプログラムを挙げて、各部分について説明します。