SopCastについてまず説明すると、一言で言えばネットでテレビを見るためのソフトです。日本のテレビでは通常視聴できない、海外のテレビ局で放映されている番組をパソコンの画面で視聴することができます。映像はP2Pの仕組みを利用してインターネット経由で配信されるため、世界のどこにいてもSopCastをインストールしたパソコンをインターネットにつなげるだけで、いろいろな国の番組を見られます。例えばスポーツ中継ひとつ取ってみても、国内のケーブルテレビや衛星放送のサービスでもまず流してくれることはありえない国の試合が見られたりするので、コアなファンには重宝がられているようです。
SopCastを起動すると、メインウィンドウ(テレビ画面ではない方のウィンドウ)が常に画面の中心に表示されるため、ネットブックのような解像度が低いモニタのパソコンでは、このページのプログラムを使って起動と同時にメインウィンドウを脇に寄せることができると、ちょこっと便利だったりします。
次にプログラムの説明ですが、処理の流れとしては、「SopCastを起動」→「SopCastのメインウィンドウが表示されるまで待つ」→「ウィンドウを画面の左端に移動」→「プログラム起動時のコマンドライン引数にチャンネル(「sop://」で始まるアドレス)が指定されていれば、そのチャンネルを開く」→「終了」という形になります。
スクリプトの「SopCastのメインウィンドウが表示されるまで待っ」て「ウィンドウを画面の左端に移動」する部分では、Win32 API の FindWindow、IsWindowVisible、GetWindowRect、SetWindowPos を呼び出しています。それぞれ、ログイン後のメインウィンドウを探して、実際に画面に表示されているか確認し、移動前のウィンドウ位置(Y座標)を取得し、ウィンドウを画面の左端に移動する、目的で利用しています。
このスクリプトは、SopCastの動作設定が「匿名ユーザ(anonymous)でログインする」、「自動でログインする」、「複数起動禁止」になっている前提で書かれています。また正常に動作させるには、スクリプト中のSopCastの実行ファイルのパスをパソコンごとの正しいものに書き換える必要があります。
>> ダウンロード(2009/03/27、HSP3スクリプト)
(2009/03/27 更新)