IronPython入門

.NETライブラリを利用する
デスクトップGUIアプリケーションの基礎


.NETライブラリを利用する

Sample1

import System				# 名前空間のインポート
print  System.Environment.CommandLine	# 属するクラス(のプロパティとメソッド)が使える
					# (コマンドライン文字列をコンソールに表示)

Sample2

from  System.Environment import CommandLine	# 特定のクラスの特定のプロパティをインポート
print CommandLine				# 省略形が使える
					# "import CommandLine"の代わりに"import *"とすると
					# すべてのプロパティとメソッドが省略形で使える

Sample3

# インポートするだけで利用できないものは、clrモジュールのメソッドを使って
# 目的の名前空間を含む.NETアセンブリへの参照を追加してからインポート
# (clrモジュールはIronPythonの組み込みモジュール)

import clr
clr.AddReference("System.Xml")
import System.Xml


デスクトップGUIアプリケーションの基礎

(2007/05/28更新)

Sample

# coding: shift-jis	# ソースで使用している文字コードを常に明示しておいた方が良い

#- ライブラリのインポート -
import clr
clr.AddReference("System.Windows.Forms")
import System.Windows.Forms

#- ウィンドウ作成 -
myform      = System.Windows.Forms.Form()	# ウィンドウ生成
myform.Text = "My First GUI App"		# ウィンドウタイトル設定
#myform.Show()				# 実行するとここで表示される

#- イベントハンドラの定義 -
def on_myform_click(form, event_args):
   mylabel          = System.Windows.Forms.Label()  # ラベル生成
   mylabel.Text     = "Clicked!"                    # ラベル文字列設定
   mylabel.AutoSize = True                          # サイズ自動調整機能ON
   mylabel.Location = event_args.Location           # クリックがあった場所を表示位置に設定
   form.Controls.Add(mylabel)                       # ウィンドウ上に配置

#- イベントハンドラ登録 -
myform.Click += on_myform_click		# イベントメンバに関数名を追加

#- イベントループスタート -
System.Windows.Forms.Application.Run(myform)
   # 現在のスレッドで標準のアプリケーション メッセージ ループの実行を開始し、
   # 指定したフォームを表示

実行結果
「デスクトップGUIアプリケーションの基礎」サンプル実行結果