"execscr.exe" ver. 2009.06.01 ●目次  ・はじめに  ・動作確認環境  ・使用条件  ・ファイル一覧  ・ソースのビルド(実行ファイル作成)  ・インストール  ・アンインストール  (仕様)  ・コマンドライン引数  ・引数指定マーク  ・更新履歴  ・開発環境、開発に利用したツール  ・作者について ●はじめに  execscr.exeはランチャー機能付きのエディタと共に使うことで、Ruby、Perl、Python  などのスクリプト言語のプログラミング時に引数付きのデバッグ実行を簡単に行うこと  ができるソフトです。 ●動作確認環境  Windows XP Home SP3 ●使用条件  ・このソフトはフリーウェアです。作者からは使用料等を要求しません。  ・このソフトを利用することによって生じた損害等について、作者は責任を負わないも   のとします。各自の責任においてご利用下さい。  以下の条件はソーススクリプトに対してのみ有効です。  ・いかなる種類の改変・他プログラムでの利用を行っても構いません。  ・変更したものや部分的に使用したものは、あなたのものになります。公開する場合は、   あなたの名前の下で行って下さい。(あえて原作者名も明記したいという場合はあり   がたくお受けします) ●ファイル一覧  readme.txt  ... このファイル  execscr.exe ... ソフト本体  jconv.dll ... ソフト本体の実行に必要な文字コード変換DLL  *.hsp    ... execscr.exeのHSP3ソース。execscr.exeの実行時にはソースは必要 ありません。  execscr.bat ... スクリプト実行用バッチファイル。execscr.exe実行時に作成される。 ●ソースのビルド(実行ファイル作成)  HSP3付属のスクリプトエディタで"main.hsp"を開き、[HSP]-[HSP拡張マクロを使用する]  メニューをチェックした状態で、[HSP]-[実行ファイル自動作成]メニューを実行。 ●インストール  execscr.exeを好きな場所に移動してから、エディタ内蔵のランチャーなどに登録して  下さい。  【TeraPadのツール設定例】   ・名前     「Rubyスクリプト実行」など好きなものを入力。   ・実行ファイル     移動済みのexecscr.exeをダイアログで選択する。   ・コマンドラインパラメータ     以下の書式で入力。     (execscr.exeへのオプション) "(引数指定マーク)" (インタプリタの実行ファイルパス) (インタプリタへのオプション) "%f"       (例)/p "#? " c:\ruby\bin\ruby.exe "%f"       ・execscr.exeへのオプションについては「●コマンドライン引数」の項を        参照。省略可。       ・引数指定マークについては「●引数指定マーク」の項を参照。       ・インタプリタの実行ファイルパスはPATHが通っていればファイル名のみ        でも可。半角スペースを含む場合は""で囲む。       ・インタプリタへのオプションは省略可。   ・作業フォルダ     指定しない。   ・ファイルの上書き保存     [上書き保存する]   ・キー     好きなものを指定。   ・その他チェック     [起動時に実行]はチェックしない。 ●アンインストール  ・execscr.exe、その他不要なファイルを削除。  ・エディタの外部ツール設定などを削除。 ●コマンドライン引数  引数1 : execscr.exeへのオプション文字列を指定。必ず先頭に指定する。省略可。複数      指定する場合には、「/pm」のように必ずまとめて指定する。    /p execscr.exe実行時に開くコンソールウィンドウを自動で閉じないようにする。    /m execscr.exe実行時に開くコンソールウィンドウを最小化する。 /e execscr.exe実行時に開くコンソールウィンドウを、スクリプトが異常終了した 場合のみ自動で閉じない。  引数2 : スクリプト内の特定のコメント行をスクリプトへの引数として認識させるため      のマーク文字列(●引数指定マーク の項を参照)を指定する。必ず""で囲む。      スクリプト実行時に引数を渡す必要がない場合にも、この引数は省略しないで      必ず""を含めて3文字以上のものを指定して下さい。引数を渡さずに実行した      い場合は、スクリプトに埋め込んでいる引数指定マークの前に、使用している      スクリプト言語のコメント記号をもう1個追加するなどして下さい。  引数3 : スクリプトを実行するインタプリタの実行ファイルパスを指定する。半角スペ      ースを含む場合は""で囲む。PATHが通っていればファイル名のみでも可。  引数4 : インタプリタ自体へのオプション文字列を指定。複数可。省略可。  引数5 : 実行したいスクリプトの絶対パスを指定する。半角スペースを含む場合は""で      囲む。  (コマンドラインの例)   execscr.exe /p "#? " c:\ruby\bin\ruby.exe "c:\my documents\script\scr1.rb" ●引数指定マーク(コマンドライン引数2)  execscr.exeはスクリプトを実行する時、行頭に「引数指定マーク」文字列がある行を  スクリプトの1行目から順番に探して行き、最初に条件に一致した行の「引数指定マー  ク」以降の文字列をそのままスクリプトの引数としてスクリプトのパスと一緒にインタ  プリタに渡して実行させます。  例えば「引数指定マーク」に"#? "を指定する場合、スクリプトへの引数(オプション  文字列含む)は以下の形式で埋め込んでおく必要があります。   #? prm1 "prm 2" ...  当然ですが、「引数指定マーク」の先頭は使用するスクリプト言語のコメント記号であ  る必要があります。 ●更新履歴 - ver. 2009.06.01 - ・execscr.exe実行時に開くコンソールウィンドウを、スクリプトが異常終了した場合 のみ自動で閉じないようにするためのコマンドラインオプション"/e"を追加。 ・公開日付の文字列をバージョン番号とすることにした。  - ver. 0.0.4 -   ・execscr.exe実行時に開くコンソールウィンドウを自動的に閉じるかどうかを/pオプ    ションで選択できるようにした。(「●コマンドライン引数」の項を参照)   ・execscr.exe実行時に開くコンソールウィンドウを最小化するための/mオプションを    追加。(「●コマンドライン引数」の項を参照)   ・execscr.exeから実行するインタプリタへのオプションがexecscr.exeへのオプショ    ンとして扱われてしまう可能性があるバグを修正。   ・2007/3/31 公開  - ver. 0.0.3 -   ・実行するスクリプトのパスや引数に"%"が含まれていると正しくスクリプトを実行    できないバグを修正。   ・スクリプトの文字コードがShift-jis以外でも正しく引数を取得できるようにした。   ・2006/12/28 公開  - ver. 0.0.2 -   ・スクリプト実行終了後、コマンドプロンプトウィンドウが自動的に閉じないように    した。   ・2006/1/14 公開  - ver. 0.0.1 -   ・2006/1/11 公開 ●開発環境、開発に利用したツール  ・Aspire one AOA-150Bb / Windows XP Home SP3  ・Hot Soup Processor ver3.1(おにたまさん)    http://hsp.tv/    http://www.onionsoft.net/hsp/  ・Japanese Kanji Code Converter (Dynamic-link Library) Version 0.01(YUKIさん)    http://hp.vector.co.jp/authors/VA018714/ ●作者について  ハンドル:chrono  email: lldev●nifty.com(●を@に修正して下さい)  http://lldev.jp/