下記の「コマンド区切り記号」をコマンドとコマンドの間に入れることで、一度に複数のコマンドを入力・実行することができます。記号はすべて半角1文字です。
記号の前後には必ず半角スペースを入れてください。
記号は1ヶ所(=2つのコマンドの間)につき1つしか使えません。
コマンド区切り記号をコマンドの一部として解釈させることはできません(単独でコマンド名やコマンドラインオプション/引数として使うことはできない)。ただし""で囲まれていたり、複数の文字からなるキーワードに含まれている場合はこの限りではありません。
コマンド区切り記号をcmdlist.txt内の「cmdline:」の項目に含めることはできません。(aliaslist.txtの変換後テキスト内は可)
区切り記号の影響を受けるコマンド(ライン)が直接データファイルを開くものの場合(先頭のキーワードが実行ファイルのパスでない場合)、「;」以外の記号の機能は無効になります。
■ ; (セミコロン)
単純にコマンドとコマンドの区切りを示すためだけの記号です。記号のあとにコマンドを入力しなくても正常に動作します。
(例) |
cmd1 ; cmd2 p1 p2 |
(例) |
cmd1 p1 ; |
以下の2つの記号は、対話的な操作を必要としない(=コマンドラインで指定した処理を自動で実行し、そのまま終了するタイプの)アプリケーションを起動するコマンドの後ろでのみ使うことをおすすめします。記号のあとにコマンドを入力しなくても正常に動作します。
■ & (アンパサンド)
記号の前のコマンドで起動したアプリケーションが終了するまで次のコマンドを実行しません。
アプリケーションはウィンドウが非表示の状態で起動されます。ウィンドウを表示した状態で起動したい場合は、「&」の代わりに「>& ;」と入力してください。
(例) |
conapp & cmd2 |
(例) |
conapp p1 & |
■ ! (エクスクラメーションマーク)
記号の前のコマンドで起動したアプリケーションが終了するまで次のコマンドを実行しません。またそのアプリケーションが終了した時にWindows標準の警告音を鳴らします。
アプリケーションはウィンドウが非表示の状態で起動されます。ウィンドウを表示した状態で起動したい場合は、「!」の代わりに「>! ;」と入力してください。
以下の2つの記号はコンソール・アプリケーション(=標準入出力対応のプログラム)を起動するコマンドの後ろでのみ使えます。記号のあとにコマンドを入力しなくても正常に動作します。
■ # (ナンバーサイン)
記号の前のコマンドで起動したアプリケーションの標準出力データをcLauncher-1で受け取ってダイアログに表示します(結果としてダイアログを閉じるまで次のコマンドは実行されません)。デフォルトの標準出力には出力されません。
またコンソール・ウィンドウは自動的に非表示になります。ウィンドウを表示した状態で起動したい場合は、「#」の代わりに「># ;」と入力してください。
■ @ (アットマーク)
記号の前のコマンドで起動したアプリケーションの標準出力データをcLauncher-1で受け取ってクリップボードにコピーします。デフォルトの標準出力には出力されません。
またコンソール・ウィンドウは自動的に非表示になります。ウィンドウを表示した状態で起動したい場合は、「@」の代わりに「>@ ;」と入力してください。
以下の記号はコンソール・アプリケーション(=標準入出力対応のプログラム)を起動するコマンドの後ろでのみ使えます。また記号の後ろに必ずコンソール・アプリケーション(=標準入出力対応のプログラム)を起動するコマンドを入力する必要があります。
■ | (バーティカルバー)
いわゆるパイプ機能を実現します。
記号の前後のコマンドで起動されるコンソール・アプリケーションのウィンドウは自動的に非表示になります。
ウィンドウを表示した状態で起動したい場合は、まず「|」の代わりに「>| ;」と入力し、さらに「;」の後ろのコマンドの末尾に(半角スペース+)「<|」を追加してください。ただしこの方法は入力ミスが起こりやすいので、あまりおすすめしません。