cLauncher-1 ver.0.0.4 マニュアル

(2006/11/12作成)

●目次

 ●はじめに
 ●動作確認OS
 ●使用条件
 ●ファイル一覧
 ●新バージョンでの変更点
 ●インストール
  ●アップデート
 ●アンインストール
 ●使い方
  ●ウィンドウを表示させる/隠す
  ●ホットキーの設定を変更する
  ●コマンド登録
   ●cmdlist.txtにコマンドラインを登録する
   ●インストールフォルダ以下にファイル/フォルダを置く
  ●コマンド実行
   ●cmdlist.txtに登録した名前を入力する
   ●インストールフォルダ以下にあるファイル/フォルダ名を入力する
   ●コマンド補完機能
   ●一度に複数のコマンドを実行する
   ●リダイレクトやパイプの機能を利用しながらコンソール・アプリケーションを起動する
   ●ウィンドウを非表示にしてアプリケーションを起動する
 ●ToDo List
 ●既知のバグ
 ●更新履歴
 ●開発環境、開発に利用したツール
 ●作者について


●はじめに

 cLauncher-1はいわゆるコマンドライン型のランチャーです。実行ファイルのパスなど
 任意のコマンドラインに短めの名前をつけておいて、その名前をキーボードから入力す
 ることでコマンドラインを実行するためのソフトです。

 主な特徴は以下の通り。

 ●常駐型。ホットキー(デフォルトはPause/Breakキー)でアクティブ/非表示を切り
  替え。
 ●インストールフォルダ以下にあるファイル/フォルダは名前のみの入力でオープン。
  実行ファイルおよび拡張子を登録済みのデータファイルは拡張子を省略可。
 ●実行ファイル起動時のウィンドウ状態設定機能。(通常/最大化/最小化/非表示)
 ●コンソール・アプリケーション実行時のリダイレクト・パイプ機能。クリップボード
  内のテキストを標準入力に流し込んで起動したり、標準出力をクリップボードやダイ
  アログに切り替えたりもできる。
 ●コマンド入力時の補完機能、補完候補リスト表示機能。


●動作確認OS

 Windows XP Pro SP2


●使用条件

 ●このソフトは条件付きフリーウェアです。使用に際して対価を請求されることはあり
  ませんが、使用者ご自身がウェブサイト(ホームページ)を運営している場合、そこ
  からソフト作者のウェブサイトにリンクを張っていただくようにお願いしています。
  お手数ですが、詳しくはこちらのページをご覧下さい。
 ●このソフトを使用することによって生じた損害等について、作者は責任を負わないも
  のとします。各自の責任においてご使用下さい。
 ●転載/再配布については、アーカイブの取得について対価を請求しない場合のみ自由
  とします。それ以外の場合は作者からメールで許可を得て下さい。ただし雑誌・書籍
  への添付は、本文でウィンドウのキャプチャー画像を紹介している場合のみ許可は不
  要です。転載/再配布時のアーカイブの改変は不可とさせていただきます。


●ファイル/フォルダ一覧

 clnchr-1.exe    ... ソフト本体
 cmdlist.txt     ... コマンド設定ファイル
                      (詳しくは「●cmdlist.txtにコマンドラインを登録する」の項目
                      を参照)
 interplist.txt  ... 名前のみの入力でオープンしたいデータファイルの拡張子とオー
                      プンする実行ファイルのパスを設定するファイル
                      (詳しくは「●インストールフォルダ以下にファイル/フォルダを置く」
                      の項目を参照)
 clauncher1utils ... clnchr-1.exeの動作に必要な補助ソフトが入っているフォルダ
 hspda.dll       ... clnchr-1.exeの動作に必要なライブラリ

  (上記のファイル/フォルダはアンインストール時以外削除しないで下さい)

 manual.html      ... このファイル

 (下記のものはclnchr-1.exe起動時または終了時に作成されます)

 ini.txt         ... ソフト本体の設定ファイル
 temp            ... 一時ファイル作成用フォルダ


●新バージョンでの変更点

 - ver.0.0.4 -

  ●インストールフォルダ以下のフォルダリストの作成に失敗することがあるバグを修
   正。


●インストール

 clnchr-1.exeが入っているフォルダを任意の場所に移動。

 ●アップデート

  以下のファイル/フォルダを上書きコピー

  ・clnchr-1.exe
  ・hspda.dll
  ・manual.html
  ・clauncher1utils フォルダ


●アンインストール

 clnchr-1.exeが入っているフォルダを削除。


●使い方

 ●ウィンドウを表示させる/隠す

  コマンド入力ウィンドウが非表示または非アクティブの時にホットキー(デフォルト
  はPause/Breakキー)を押すとアクティブになります。

  ウィンドウがアクティブな時に同じキーを押すと非表示の状態になります。


 ●ホットキーの設定を変更する

  ホットキーをデフォルトのPause/Breakキーから他のキーに変更するには、インスト
  ールフォルダにあるini.txtをテキストエディタで開き、「key:」+(ホットキーにし
  たいキーのキーコード(10進数))という内容の行を追加して下さい。(ini.txtがまだ
  作成されていない場合は、cLauncher-1を一度起動してPause/Breakキーでウィンドウ
  をアクティブにしてから終了させて下さい)

  ini.txtを編集するときには必ずcLauncher-1を終了させておいて下さい。

  キーは単独でしか指定できないので、他のソフトの操作に使う可能性があるキーは避
  けた方がいいと思います。以下のあたりのキーをおすすめします。

  (Pause/Break)key:19
  (Num Lock   )key:144
  (Scroll Lock)key:145


 ●コマンド登録

  ●cmdlist.txtにコマンドラインを登録する

   現在は手作業で編集する必要があります。

   1つのコマンドにつき、下記の5つの項目を1行に1つずつ記述して下さい。各行の先
   頭から最初の半角コロン(:)までは固定の設定名です。

   1つのコマンドについての設定は必ず5行連続で書かれている必要があります。空欄
   の場合でも省略しないで下さい。5つの項目の順番は自由です。

   別のコマンド設定同士の間には1つ以上空行を入れて下さい。


   ■コマンド名

    コマンドラインを実行するために入力する名前です。半角英数字のみ。記号・半
    角スペースは不可。

    (例)name:ie

    例では「name:」が固定の設定名で「ie」が値です。

   ■コマンドライン

    コマンド名を入力した時に実行されるコマンドラインです。

    先頭のキーワードは必ずファイルまたはフォルダのフルパスである必要がありま
    す。

    先頭のキーワードが実行ファイルパスの場合、オプションや引数を続けることが
    できます。

    パス/オプション/引数に半角スペースが含まれる場合は、""で囲む必要があり
    ます。

    (例)cmdline:"c:\Program Files\Internet Explorer\iexplore.exe"
    (例)cmdline:"c:\Program Files\Internet Explorer\iexplore.exe" http://lldev.jp/

   ■作業フォルダパス

    「cmdline:」の先頭キーワードが実行ファイルパスの場合のみ有効です。

    特に必要がなければ空欄で問題ありません。

    (例)dir:"c:\Program Files\Internet Explorer"

   ■起動時のウィンドウ表示

    「cmdline:」の先頭キーワードが実行ファイルパスの場合のみ有効です。

    必ず以下の4つの値の内の1つを記述して下さい。

    nor 通常
    min 最小化
    max 最大化
    hid 非表示

    (例)win:nor

   ■コメント

    コマンドラインの実行には何の影響も与えません。改行コードを含まない任意の
    テキストを記述できます。

    (例)comment:InternetExplorer


   (cmdlist.txt全体の例)

    (例)name:ie
    (例)cmdline:"C:\Program Files\Internet Explorer\iexplore.exe"
    (例)dir:"C:\Program Files\Internet Explorer"
    (例)win:nor
    (例)comment:InternetExplorer
    (例)
    (例)name:calc
    (例)cmdline:C:\WINDOWS\system32\calc.exe
    (例)dir:
    (例)win:
    (例)comment:電卓


  ●インストールフォルダ以下にファイル/フォルダを置く

   インストールフォルダ(clnchr-1.exeがあるフォルダ)にあるファイル、およびイ
   ンストールフォルダ以下2階層目までのフォルダとそこにあるファイルは、コマン
   ドとして登録することなしにファイル/フォルダ名を入力するだけでオープンする
   ことができます。

   オープンするファイルが実行ファイル(exe)の場合、ファイル名入力時に「.」を含
   む拡張子を省略できます。入力名が存在するフォルダ名とバッティングする場合は、
   ファイルが優先されます。

   またinterplist.txtに拡張子とその拡張子を持つデータファイルを開く実行ファイ
   ルのパスを登録することによって、ファイル名入力時に拡張子を省略できるファイ
   ルの種類を増やすことができます。(拡張子を省略しなければ関連付けの設定に従
   ってオープンされます)

   スクリプト言語のソースの拡張子とインタプリタのパスの組み合わせなどを登録し
   ておくと便利かもしれません。作者の場合、関連付け設定にはエディタを登録する
   ことが多いのでこの機能をつけました。

   interplist.txtの書式はcmdlist.txtと似ていますが、設定項目は拡張子とパスの
   組み合わせの1種類のみです。「.」を除く拡張子+(半角のコロン)+パスの形で
   1行に1項目ずつ記述して下さい。

   パスには半角スペースで区切る形でオプションや引数をつけ加えてもかまいません。

   パス/オプション/引数に半角スペースが含まれる場合は、""で囲む必要がありま
   す。

   (interplist.txt全体の例)

    (例)rb:c:\ruby-1.8.5-i386-mswin32\bin\ruby.exe
    (例)pl:"c:\program files\perl\bin\perl.exe"
    (例)txt:d:\terapad\terapad.exe


 ●コマンド実行

  ウィンドウのコマンド入力欄に登録済みのコマンド名またはファイル/フォルダ名を
  入力してEnterキーを押すとそのコマンドを実行できます。コマンドの実行が成功し
  た場合には、自動的にウィンドウが非表示の状態になります。

  また入力欄の先頭キーワードの入力中は、登録済みのコマンド名またはファイル/フ
  ォルダ名と一致しているかどうかのチェックが行われるたびにウィンドウのキャプシ
  ョンが更新されます。

  一致している場合にはキャプションの末尾が「[!]」になり、していない場合には「[?]」
  になります。「[*]」になっているときはチェックが行われていないことを表してい
  ます。

  先頭以外のキーワードの入力中は、先頭キーワードの評価にかかわらず「[?]」また
  は「[*]」が表示されます。

  (キーワードとは入力欄のテキストを半角スペースで区切ったもののことを指します)


  ●cmdlist.txtに登録したコマンドラインを実行する

   cmdlist.txtのコマンド設定の「name:」の項目に記述した名前を入力すると、
   「cmdline:」の項目に記述したコマンドラインを実行することができます。このと
   きオープンするのが実行ファイルであれば、「dir:」や「win:」の項目の内容も適
   用されます。

   コマンド名入力時にもコマンドラインオプションや引数を追加することができます。
   半角スペースで区切って入力して下さい。オプションや引数自体に半角スペースが
   含まれる場合は、""で囲むのを忘れないで下さい。


  ●インストールフォルダ以下にあるファイル/フォルダをオープンする

   「●コマンド登録」の「●インストールフォルダ以下にファイル/フォルダを置く」
   に書いたように、インストールフォルダにあるファイル、およびインストールフォ
   ルダ以下2階層目までのフォルダとそこにあるファイルは、コマンドとして登録する
   ことなしにファイル/フォルダ名を入力するだけでオープンできます。

   ファイル名の拡張子を省略できる場合については前述した通りです。

   実行ファイル名を入力する場合およびその他拡張子を省略したファイル名を入力す
   る場合にのみコマンドラインオプションや引数を追加することができます。

   interplist.txtにスクリプト言語のソースの拡張子とインタプリタを登録済みで、
   拡張子なしのソースファイル名とオプション/引数を(半角スペースで区切って)
   入力した場合などは、そのオプション/引数をスクリプトへのものとして扱ってく
   れることもあると思います(インタプリタの仕様に依存します)。


  ●コマンド補完機能

   コマンド補完機能とは、コマンド入力欄にあるテキストが登録済みコマンド名や登
   録済みファイル/フォルダ名の先頭と一致するかどうかを随時チェックして、一致
   する場合には未入力の部分を自動で入力欄に追加し、さらに一致するものが複数あ
   る場合、それらをリスト表示することによって、リスト項目を選択するだけでその
   コマンドを入力できる機能です。

   コマンド入力中に自動でテキストが追加され、なおかつ補完候補リストが表示され
   ない場合は、補完できる可能性があるコマンドは1つのみであることを意味してい
   ます。ここでEnterキーを押すとそのコマンドを実行できます。

   補完候補リストが表示されたときは、上下のカーソルキーで任意の項目を選択し
   Enterキーを押せばそのコマンドを実行できます。

   補完候補リストが表示されている間も自由に入力欄のテキストを編集することがで
   きます。状況に応じて補完候補リストは自動的に非表示になります。


  ●一度に複数のコマンドを実行する

   下記の「コマンド区切り記号」をコマンドとコマンドの間に入れることで、一度に
   複数のコマンドを入力・実行することができます。記号はすべて半角1文字です。

   記号の前後には必ず半角スペースを入れてください。

   記号は1箇所(=2つのコマンドの間)につき1つしか使えません。

   コマンド区切り記号をコマンドの一部として解釈させることはできません(単独で
   コマンド名やコマンドラインオプション/引数として使うことはできない)。ただ
   し""で囲まれていたり、複数の文字からなるキーワードに含まれている場合はこの
   限りではありません。

   コマンド区切り記号をcmdlist.txt内の「cmdline:」の項目に含めることはできま
   せん。


   「;」

    単純にコマンドとコマンドの区切りを示すためだけの記号です。記号のあとにコ
    マンドを入力しなくても正常に動作します。

    (例)cmd1 ; cmd2 p1 p2
    (例)cmd1 p1 ;


   以下の2つの記号は、対話的な操作を必要としない(=コマンドラインで指定した
   処理を自動で実行し、そのまま終了するタイプの)アプリケーションを起動するコ
   マンドの後ろでのみ使うことをおすすめします。記号のあとにコマンドを入力しな
   くても正常に動作します。

   「&」

    記号の前のコマンドで起動したアプリケーションが終了するまで次のコマンドを
    実行しません。

    アプリケーションはウィンドウが非表示の状態で起動されます。ウィンドウを表
    示した状態で起動したい場合は、「&」の代わりに「>& ;」と入力して下さい。
    

    (例)conapp & cmd2
    (例)conapp p1 &

   「!」

    記号の前のコマンドで起動したアプリケーションが終了するまで次のコマンドを
    実行しません。またそのアプリケーションが終了した時にWindows標準の警告音
    を鳴らします。

    アプリケーションはウィンドウが非表示の状態で起動されます。ウィンドウを表
    示した状態で起動したい場合は、「!」の代わりに「>! ;」と入力して下さい。


   以下の2つの記号はコンソール・アプリケーションを起動するコマンドの後ろでの
   み使えます。記号のあとにコマンドを入力しなくても正常に動作します。

   「#」

    記号の前のコマンドで起動したアプリケーションの標準出力データをcLauncher-1
    で受け取ってダイアログに表示します(結果としてダイアログを閉じるまで次の
    コマンドは実行されません)。デフォルトの標準出力には出力されません。

    またコンソール・ウィンドウは自動的に非表示になります。ウィンドウを表示し
    た状態で起動したい場合は、「#」の代わりに「># ;」と入力して下さい。

   「@」

    記号の前のコマンドで起動したアプリケーションの標準出力データをcLauncher-1
    で受け取ってクリップボードにコピーします。デフォルトの標準出力には出力さ
    れません。

    またコンソール・ウィンドウは自動的に非表示になります。ウィンドウを表示し
    た状態で起動したい場合は、「@」の代わりに「>@ ;」と入力して下さい。


   以下の記号はコンソール・アプリケーションを起動するコマンドの後ろでのみ使え
   ます。また記号の後ろに必ずコンソール・アプリケーションを起動するコマンドを
   入力する必要があります。

   「|」

    いわゆるパイプ機能を実現します。

    記号の前後のコマンドで起動されるコンソール・アプリケーションのウィンドウ
    は自動的に非表示になります。

    ウィンドウを表示した状態で起動したい場合は、まず「|」の代わりに「>| ;」
    と入力し、さらに「;」の後ろのコマンドの末尾に(半角スペース+)「<|」
    を追加して下さい。ただしこの方法は入力ミスが起こりやすいので、あまりおす
    すめしません。


  ●リダイレクトやパイプの機能を利用しながらコンソール・アプリケーションを起動する

   ●パイプ機能を利用する

    コマンド区切り記号の「|」を使って下さい。

   ●リダイレクト機能を利用する

    下記のリダイレクト記号をコマンドの引数として指定することができます。これ
    らの記号はコマンドが起動するアプリケーションには渡されません。ただし""で
    囲まれていたり、「<」や「>」以外の文字から始まるキーワードに含まれている
    だけの場合には、コマンド(が起動するアプリケーション)に対するただの引数
    として扱われます。

    リダイレクト記号をcmdlist.txt内の「cmdline:」の項目に含めることはできま
    せん。


    「<@」

     cLauncher-1独自の機能で、クリップボード内のテキストデータをコマンドが
     起動するコンソール・アプリケーションの標準入力に流し込みます。

     後述の「<(ファイルパス)」と同時に使うことはできません。またコマンド区
     切り記号の「|」の後ろにあるコマンドでは使わないで下さい。

    「>@」

     cLauncher-1独自の機能で、コマンドが起動したコンソール・アプリケーショ
     ンの標準出力データを横取りしてクリップボードにコピーします。デフォルト
     の標準出力には出力されません。

     後述の「>#」または「>(ファイルパス)」と同時に使うことはできません。ま
     たコマンド区切り記号の「|」の前にあるコマンドでは使わないで下さい。

    「>#」

     cLauncher-1独自の機能で、コマンドが起動したコンソール・アプリケーショ
     ンの標準出力データを横取りしてダイアログに表示します。デフォルトの標準
     出力には出力されません。

     前述の「>@」または後述の「>(ファイルパス)」と同時に使うことはできませ
     ん。またコマンド区切り記号の「|」の前にあるコマンドでは使わないで下さ
     い。

    「<(ファイルパス)」

     コマンドが起動したコンソール・アプリケーションの標準入力を指定したファ
     イルに変更します。パスに半角スペースが含まれている場合には、パスのみを
     ""で囲む必要があります。相対パスまたはファイル名のみを指定することはで
     きません。

     前述の「<@」と同時に使うことはできません。またコマンド区切り記号の「|」
     の後ろにあるコマンドでは使わないで下さい。

     (例)cmd p1 <c:\hoge\file.txt
     (例)cmd <c:\hoge\file.txt p1
     (例)cmd p1 <"c:\hoge\file 2.txt"

    「>(ファイルパス)」

     コマンドが起動したコンソール・アプリケーションの標準出力を指定したファ
     イルに変更します。パスに半角スペースが含まれている場合には、パスのみを
     ""で囲む必要があります。相対パスを指定することはできません。ファイル名
     のみを指定した場合には、コマンドがcmdlist.txtに登録されていて、なおか
     つ作業フォルダ(dir:)が指定されているときにのみそのフォルダ内に出力さ
     れ、それ以外の場合にはcLauncher-1インストールフォルダの「temp」フォル
     ダ内に出力されます。

     前述の「>@」または「>#」と同時に使うことはできません。またコマンド区切
     り記号の「|」の前にあるコマンドでは使わないで下さい。

     (例)cmd p1 >c:\hoge\file.txt
     (例)cmd >c:\hoge\file.txt p1
     (例)cmd p1 >"c:\hoge\file 2.txt"
     (例)cmd p1 >file.txt


  ●ウィンドウを非表示にしてアプリケーションを起動する

   下記の記号をコマンドの引数として指定することによってウィンドウを非表示にし
   た状態でアプリケーションを起動することができます。この記号はコマンドが起動
   するアプリケーションには渡されません。ただし""で囲まれていたり、「<」以外
   の文字から始まるキーワードに含まれているだけの場合には、コマンド(が起動す
   るアプリケーション)に対するただの引数として扱われます。

   「<#」

   この記号によるウィンドウ表示状態の指定は、cmdlist.txtに登録されている「win:」
   設定(もしあれば)よりも優先されます。

   この機能は対話的な操作が不要なコンソール・アプリケーションを起動する場合に
   使うことを想定しています。

   この記号をcmdlist.txtの設定の「cmdline:」の項目に含めることはできません。


●ToDo List

 ●コマンド区切り記号やリダイレクト記号を含めたコマンドラインを登録できる「エイ
  リアス」機能。
 ●cmdlist.txtへのコマンド登録を簡単にできるようにする。


●既知のバグ(修正が難しそうなもの)

 ●関連付けを設定していない拡張子のデータファイルを直接開こうとすると、cLauncher-1
  が強制終了してしまう。
 ●コマンド補完候補リスト下部の境界線が表示されない。
 ●コマンド補完候補リストの項目をクリックで選択できない。


●更新履歴

 - ver.0.0.3 -

  ●コマンド入力時の補完機能、補完候補リスト表示機能を追加。
    (「●コマンド補完機能」の項目を参照)
  ●ソフトの内部でコマンド検索を行った時に、結果をコマンド入力ウィンドウのキャ
   プションに表示するようにした。
    (「●コマンド実行」の項目を参照)
  ●コマンドラインの実行が成功した時、入力したコマンドラインを削除せず全選択す
   るようにした。
  ●「&」記号付きのコマンドでアプリケーションを起動した時は常にウィンドウを非
   表示にするようにした。
  ●「!」記号付きのコマンドでアプリケーションを起動した時は常にウィンドウを非
   表示にするようにした。
  ●条件付きフリーウェアに変更。

 - ver.0.0.2 -

  ●コマンドを実行してウィンドウが非表示になった後にホットキーに反応しなくなっ
   てしまうことがあるバグを修正。

 - ver.0.0.1 -

  ●2006/10/26初公開


●開発環境、開発に利用したツール

 ●Celeron 2.3GHz / 512MB RAM
 ●Windows XP Pro SP2

 ●HotSoupProcessor ver.3.1 beta5
   http://www.onionsoft.net/hsp/
   http://hsp.tv/


●作者について

 ハンドル    : chrono
 メール      : lldev●nifty.com(●を@に修正)
 ウェブサイト: http://lldev.jp/