"cHspComp ver.0.2.0" readme (2004/7/8作成) ●目次  ・はじめに  ・動作確認環境  ・使用条件  ・アーカイブ内容  ・更新履歴  ・インストール  ・アンインストール  ・コマンドライン引数  ・コマンドライン・オプション  ・コマンドライン入力例  ・スクリプト中に[起動オプション]文字列を埋め込む  ・添付ソースのコンパイル方法  ・開発環境、開発に利用したツール  ・作者について ●はじめに  cHspCompは、コマンドラインランチャー、あるいはTeraPadなどのコマンドラインラン  チャー機能付きのエディタからHSPスクリプトの実行/コンパイル/実行ファイル作成  を行うことができるソフトです。 ●動作確認環境  Windows XP Home Edition  HSP ver.2.61  * このソフトを使用するにはあらかじめパソコンにHSP ver.2.61以降がインストールさ   れている必要があります。 ●使用条件  ・このソフトはフリーウェアです。  ・アーカイブの転載・再配布、添付スクリプトの改造・一部転用および成果物の配布は   目的に関わらず自由です。(作者の許可は必要ありませんが、事後連絡をいただける   とうれしいです。また改造版を配布する場合には、改造版作者名を明記するようにし   て下さい)  ・アーカイブ中のファイルを利用した結果については自己責任でお願いします。 ●アーカイブ内容  readme.txt ... このファイル  chspcomp.exe ... ソフト本体  *.as ... HSPソーススクリプト  (chspcomp.txt) ... 最後に行ったコンパイル/実行ファイル作成時の出力メッセージが           保存されるファイル(chspcomp.exe使用後に作成されます) ●更新履歴  - ver.0.2.0での変更点 -   ・スクリプトの実行ができなかった不具合を修正。  - ver.0.1.9での変更点 -   ・HSP ver.2.61専用に作り変え。   ・スクリプトをHSP CLで実行するためのコマンドラインオプションを追加。  - ver.0.1.8での変更点 -   ・コンパイルが正常に終了した場合にも、HSPCMP.DLLからのメッセージを保存するよ    うにした。  - ver.0.1.7での変更点 -   ・既に作成されているオブジェクトファイル("obj")の実行のみを行う機能を追加。   ・コンパイル("obj"または"(スクリプトファイル名).ax"または"start.ax"作成)の    みを行う機能を追加。   ・一番最近に出力されたHSPCMP.DLLからのメッセージを再表示する機能を追加。   ・履歴付き実行機能を追加。   ・HSPキーワード一覧を表示する機能を追加。   ・コンパイル時、HSP拡張マクロを使用しないようにする機能を追加。  - ver.0.1.6での変更点 -   ・スクリプト実行機能利用時、スクリプト中の特定の位置にあるコメントを[起動オプ    ション]文字列として認識する機能を追加。     (「●スクリプト中に[起動オプション]文字列を埋め込む」を参照)  - ver.0.1.5での変更点 -   ・HSP CL ver.2.6b2にとりあえず対応。   ・スクリプト実行機能利用時に「フルスクリーンモード」を指定するためのオプショ    ンを追加。  - ver.0.1.4での変更点 -   ・スクリプト実行機能利用時に常にデバッグウィンドウを表示させるためのオプショ    ンを追加。  - ver.0.1.3での変更点 -   ・ver.0.1.1、ver.0.1.2がWindows Meで正常に動作しない例を確認したため、Windows     Meでも動作する実行ファイルを同梱するようにした。  - ver.0.1.2での変更点 -   ・スクリプトに渡すオプション文字列を自分へのオプションとして処理してしまう不    具合を修正。(それに伴いchspcomp.exeへのオプション入力ルールを若干変更)  - ver.0.1.1での変更点 -   ・コンパイルエラーが表示されるようにした。   ・スクリプト実行機能利用時、オブジェクトファイル(start.ax)をhsp2.exeで実行    することによって、詳しい実行時エラーとデバッグウィンドウが表示されるように    した。 ●インストール  1) アーカイブ解凍後、chspcomp.exeをHSP ver.2.61がインストールされているフォル    ダ(hsp2.exeがあるフォルダ)にコピー。        * chspcomp.exeの動作に同梱のソーススクリプトは必要ありません。  2) chspcomp.exeをコマンドラインランチャー、あるいはTeraPadの[ツール]メニュー    に登録。    【TeraPadから使用する場合の設定】     [実行ファイル]      インストール済みのchspcomp.exeを選択して下さい。     [コマンドラインパラメータ]      「●コマンドライン引数」、「●コマンドライン・オプション」、「●コマン      ドライン入力例」を参考に、スクリプトファイルのパスを「"%f"」に置き換え      て入力して下さい。      (例)/z "%f"        => cHspCompのタスクバーは表示せずに、TeraPadで開いているスクリプ           トをコンパイルして実行。      (例)/zm "%f"        => cHspCompのタスクバーは表示せずに、TeraPadで開いているスクリプ           トをコンパイルして実行ファイルを自動作成。     [ファイルの上書き保存]           chspcomp.exeは既に保存されているスクリプトファイルを処理対象とするので、      「上書き保存する」を選択しておいた方が便利です。     [起動時に実行]           チェックしない     * その他の項目はお好みで。  * バージョンアップの場合は、インストール済みのchspcomp.exeを上書きして下さい。 ●アンインストール  HSPフォルダのchspcomp.exe、chspcomp.txtを削除してください。 ●コマンドライン引数(以下p*)  p1  : スクリプトファイルのパスを指定。   * 既に作成されているオブジェクトファイル("obj")の実行のみを行う場合でも、    コンパイルを行ったスクリプトファイルのパスを指定してください。   * パスに半角スペースが含まれる場合は、""で囲んで下さい。   * ファイルアイコンのドラッグ&ドロップ、あるいは「送る」メニュー経由で起動し    た場合も、p1を指定するのと同じ動作をさせることができます。   * 一度に処理できるファイルは一つのみです。(#include命令で指定されたファイル    はもちろん有効です)  p2〜 : 実行するスクリプトのcmdline変数に渡したい文字列をそのまま指定。       (省略可)   * HSP付属エディタの[起動オプション]ダイアログに入力する場合と同じものを指定    してください。   * cmdline変数に渡すことができる引数の数は10個までです。 ●コマンドライン・オプション  * chspcomp.exeへのオプションは、必ず処理対象スクリプトのパスよりも前にまとめて   入力して下さい。(「●コマンドライン入力例」参照)  (なし): パスで指定されたスクリプトをコンパイルし実行する。        (デフォルトの動作。作成されるオブジェクトファイル名は"obj")   /r  : パスで指定されたスクリプトと同じ場所にある"obj"ファイルを実行する。   /p  : HSP CL(コンソールモード)で実行する。   /l  : 履歴付き実行を行う。   /d  : スクリプト実行中、常にデバッグウィンドウを表示させる。(HSP CLでは無効)   /f  : フルスクリーンモードでスクリプトを実行。(HSP CLでは無効)   /o  : パスで指定されたスクリプトを"obj"という名前でコンパイルする。   /c  : パスで指定されたスクリプトを"(ファイル名).ax"という名前でコンパイ        ルする。   /s  : パスで指定されたスクリプトを"start.ax"という名前でコンパイルする。   /m  : パスで指定されたスクリプトから実行ファイルを作成する。    * 実行、あるいは実行ファイル作成を行う場合には、オブジェクトファイル     名を指定することはできません。    * 作成される実行ファイルは、HSP付属エディタの[実行ファイル自動作成]命令で     作成した場合と同じ物になります。ですので、必要であればあらかじめ#packopt     命令を使って、作成する実行ファイル名、使用するランタイム名、実行ファイル     のタイプ、などをスクリプト中で指定しておいて下さい。    * 実行ファイル、およびオブジェクトファイルはスクリプトがあるフォルダに作成     されます。同名のファイルは上書きされます。   /h  : コンパイル時、拡張マクロを使用しない。   /e  : 最後に行ったコンパイル時の出力メッセージを表示する。(このオプショ        ンを指定したときにはスクリプトの実行・コンパイルは行いません)   /k  : HSPのキーワード一覧を表示する。(このオプションを指定したときには        スクリプトの実行・コンパイルは行いません)   /z  : 動作中、chspcomp.exeのタスクバーアイコンを表示させない。 ●コマンドライン入力例  chspcomp.exe c:\data\temp\test.as  chspcomp.exe "c:\data\test prj\test.as" arg1  chspcomp.exe /o c:\data\temp\test.as  chspcomp.exe /sz c:\data\temp\test.as  chspcomp.exe /df "c:\data\test prj\test.as"  chspcomp.exe /rdf "c:\data\test prj\test.as" "arg 1" arg2  chspcomp.exe /mz "c:\data\test prj\test.as"  chspcomp.exe /d "c:\data\test prj\test.as" /t   ("/t"はchspcomp.exeではなくスクリプトに渡すオプション) ●スクリプト中に[起動オプション]文字列を埋め込む  cHspCompからスクリプトを実行する場合、スクリプト中の特定の位置にあるコメントを  HSP付属エディタでいうところの[起動オプション]文字列として認識させることができま  す。    [起動オプション]を埋め込むには、実行するスクリプトの1行目に「;! 」(半角スペー  スを忘れずに)で始まるコメントを記述して下さい。1行目の「;! 」以降の文字列がす  べて[起動オプション]として認識されます。    (記述例)   ;! /e arg1 "arg 2"    * この方法で指定された[起動オプション]は、cHspComp起動時にコマンドラインで指定   されるものよりも優先されます。 ●添付ソースのコンパイル方法  HSP ver.2.61付属のスクリプトエディタで"main.as"を開き、[HSP]メニューから[実行フ  ァイル自動作成]を実行して下さい。(cHspCompでコンパイルしてもOKです) ●開発環境、開発に利用したツール  ・Celeron 1.2GHz / 256MB RAM  ・Windows XP Home Edition  ・HotSoupProcessor ver.2.61(おにたまさん作)    http://www.onionsoft.net/hsp/  * 各種フリーウェア作者のみなさんに感謝しますm(__)m。 ●作者について  ハンドル:chrono  mailto:MXK03322@nifty.com(@を半角に修正して下さい)  http://homepage2.nifty.com/skitagawa/