GtkLinkButtonウィジェットは、ウェブページにあるようなハイパーリンクを表示するためのボタンです。
リンクをクリックすると、リンクされているアドレスを扱うデフォルトのアプリケーションが起動します――と言いたいところなのですが、Windowsでは、アドレスのプロトコルに対する関連付けが設定されていても、GTK+がデフォルトのアプリケーションの設定を見つけられずに、何も反応がないことがあります(C言語からGTK+を利用している場合には、ウォーニングがコンソールに出力されます)。
というわけで、HSPからGtkLinkButtonを使う場合には、組み込みの機能には頼らずに、リンクがクリックされた時点で、HSPのexec命令でアドレスをオープンしてしまうやり方をおすすめします。
リンクがクリックされると、activate-linkシグナルが発生するので、このシグナルにハンドラをconnectしてください。
GtkLinkButtonを生成するには、gtk_link_button_new、もしくは、gtk_link_button_new_with_label、いずれかの関数を実行します。
gtk_link_button_get_uri関数を使うと、GtkLinkButtonのインスタンスにセットされているアドレスを取得することができます。
次のページから、サンプルプログラムを挙げて、ポイントを説明します。