5.4 ラジオボタン(GtkRadioButton)

サンプル5-4

 GtkRadioButtonウィジェットは、GtkCheckButtonとほぼ同じものですが、グループという概念が追加されています。

同じグループに登録されているGtkRadioButtonは、それらのうち、一度に1つしかアクティブ(オン)にすることができません。プログラムのユーザに、固定の選択肢の中から1つだけを選んでもらう機能を作るのに便利です。

 GtkRadioButtonを生成するには、gtk_radio_button_new_from_widget、gtk_radio_button_new_with_label_from_widget、gtk_radio_button_new_with_mnemonic_from_widget、およびその他3つの関数の、計6つの関数のうちのいずれかを実行します。

名前を示した3つの関数が比較的使いやすいので、これらのうちいずれかを使うことをおすすめします。

 3つの関数いずれも、1つ目の引数に、登録するグループの情報を指定します。

同じグループとして扱うボタンのうち、1つ目のものを生成する場合には、0を指定してください。

2つ目以降のものを生成する時には、同じグループの生成済みのウィジェットを指定してください。

 ボタンの生成直後は、同じグループ内で最初に作ったボタンがアクティブになっています。プログラムからアクティブなボタンを変更するには、gtk_toggle_button_set_active関数を実行します。

 ボタンのグループを後から変更したい時には、gtk_radio_button_join_group関数を実行してください。

 次のページから、サンプルプログラムのスクリプトとその説明になります。

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